今日は当店でもオープン当初からお出ししているEthiopia Gersiのご紹介をさせていただきます。

Gersi地区のコーヒーはあまり耳にしたことがないという方も多いのではないでしょうか。

Gersiはエチオピア専門の生豆商社『トランスシーガル』さんが2020年入港ロットから新しく取引を開始したコーヒーです。

『良いものを、いい状態で、より多くの方に』をコンセプトに2014年に設立され、現在ではコーヒー生豆だけでなく様々な輸入食品も取り扱われています。

トランスシーガルさんとはメーヴェコーヒーロースターズの実店舗がオープンする前のオンラインショップの頃からお付き合いがあり、品質のよいエチオピアの豆を取り扱われているのでわたしたちもとても信頼を置いて取引をしております。

定期的に現地にも訪問して直接買い付けしながら農園の方々とコミュニケーションを取り『誰が、どのように、いつ作ったのか』というトレーサビリティに重きを置かれています。

代表の二宮さんとはメーヴェコーヒーロースターズのTwitterアカウントで猫とアニメ好きというひょんな共通点から繋がり、かねてから親しくして頂いており、実店舗がオープンして沢山生豆を仕入れさせていただけるようになったのでわたしたちも感慨深いものがあります。

さて、1900～2300メートルの高地で栽培されたGersiはエチオピアらしい華やかで金木犀のような香りと濃厚な甘味、washed Processながらも少し発酵感のある熟したベリーの風味もお楽しみいただけます。

焙煎前の生豆の状態からも甘い香りが漂ってきてGersiの品質の良さがひしひしと伝わって来ます。

じっくりと甘さを引き出す焙煎をしたGersiは、ご自宅で淹れていただく際も焙煎日からたっぷり２週間ほど寝かせてあげるとガスが抜けて甘さを引き出しやすくなります。

そんなGersiとは現地の言葉で『協力』という意味があります。

子供から大人まで丁寧な手仕事で作られたGersiは沢山の人の手を経て高円寺の小さなロースターまでやってきました。

一杯の魅惑の液体にとりつかれた人々がまさしく"協力"して作ったこのGersiは、メーヴェコーヒーロースターズのシグニチャーのようなコーヒーです。

ぜひ一度お試しください。

焙煎師まこ

Ethiopia Gersi ↓