2021/03/23 13:21


こんにちは 焙煎師まこです。

メーヴェコーヒーロースターズの店頭のA看板に描いてあるタンブラーが6色の虹色にペイントされていることにみなさまお気づきですか?
実はこれはレインボーフラッグを表しているんです。

ふつう虹と言えば7色ですが、少し変わった6色の虹は、みんな色とりどり違うという多様性の象徴で、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー+α(LGBT+α)の尊厳と社会運動を表しています。
そして6色の虹が印刷された旗をレインボーフラッグといい、様々なジェンダーの方を分け隔てなく歓迎しますという意味で店頭に飾っているお店もあります。
このレインボーフラッグはサンフランシスコのギルバート・ベーカー氏によって考案されました。
そして1978年6月25日に開催された「サンフランシスコ・ゲイ・フリーダム・デイ・パレード」にて初めて公の場で使用されたとしています。
レインボーフラッグが広まった当初は8色で構成されていました。
8色の一つ一つに込められた意味があり、以下の通りになっています。

・ピンク = 性
・レッド = 生命
・オレンジ = 癒し
・イエロー = 太陽
・グリーン = 自然
・ターコイズ = 芸術
・ネイビー = 調和
・パープル = 精神

しかしながらこのレインボーフラッグは冒頭でもお話ししたように現在では6色になっています。
当初レインボーフラッグはセンセーショナルであったことから広く受け入れられ、それと追随してLGBTの運動も広がりを見せていきました。
そしてそれにともないレインボーフラッグが大量に必要となってきたのです。
当時の技術では8色のフラッグを大量に印刷することは難しく、ピンクとターコイズを抜いた6色という形になったそうです。
ですが8色から6色にかわってもこれらの意味合いが失われたわけではありません。
その深い意味合いは色あせず受け継がれているのです。

メーヴェコーヒーロースターズでもそんな深い意味を込めて、レインボーフラッグとコーヒー要素とを掛け合わせた6色で彩られた虹色のタンブラーを描いています。
そしてジェンダーレス、ボーダーレスにすべてのお客様を受け入れているメーヴェコーヒーロースターズのコンセプトをしっかりと象徴してくれています。

かくいう焙煎師も自分の性自認が曖昧で、性別によるステレオタイプを押し付けられることに抵抗があります。
性別がどうとか立場や宗派がどうとかそんなことは関係なく、美味しいコーヒーの前ではみんな平等であるべきなんです。
高円寺は様々な生き方をする人が多い多様性の街です。
そんな高円寺の街のコーヒー屋として、ふだん息苦しい思いをしてしている方がほっと深呼吸できる優しい空間を提供できればと思っております。
皆様のご来店お待ちしております。

焙煎師まこです。