今日は３月の店内展示についてのご紹介です。

題して「コーヒーもキャンバスも　Black is Beautiful　」展！

アーティストのヒロ榎本さんによる油絵のコンセプチュアルアートの展示です。

キャンバスを一度黒に塗りつぶしてから、その上に色鮮やかなモチーフたちが活き活きと描かれています。

ヒロ榎本さんにとって黒はどんなものでも吸収してくれる色であり、背景を黒にすることで自分の中にある迸る想いがキャンバスにぶつけられるのだそうです。

彼のやさしい人柄と力強い絵との対比がとても印象的でした。

コンセプチュアルアートとはアイデアやコンセプトを作品の中心的な構想要素とし、1960年代～70年代にかけて現れた前衛芸術のムーブメントです。

マルセル・デュシャンがそういった作品の前例を作り上げ、1961年にヘンリー・フリントによって「コンセプト・アート」という言葉が初めて使われてその概念が確定的なものとなりました。

ヒロ榎本さんは壁に飾られた沢山の絵を合わせて1つの作品として見て、それらの関連性やストーリーを想像しながら楽しんでいただきたいそうです。

まじめに静かに眺めるのでなく、ユーモラスな作品に時には笑い声をあげたりと、そんな賑やかな展示にしたいとおっしゃいます。

また今回の展示用にあたらしく描き下ろされたメーヴェコーヒーロースターズのロゴも見どころとなっております。

展示は4月2日までとなっております。

お店や、そこに立ち寄るお客様のことまで考えられたあたたかなヒロ榎本さんによる、エネルギッシュな作品をぜひご覧ください。

焙煎師まこ