2021/07/06 09:11



こんにちは 焙煎師まこです。


今日は新しくリリースしたコーヒーのご紹介です。
ブルンジ キビンゴ フリーウォッシュド


ブルンジの北部カヤンザ県カヤンザ地区にあるキビンゴウォッシングステーションのコーヒーです。
カヤンザはブルンジの北の方なのでもう少し北上するとすぐルワンダの国境といった位置ですね。
ブルンジは小規模農家が多くカヤンザの18の集落で暮らす約3500名の農家さんが育てたコーヒーがキビンゴウォッシングステーションに集められ精製処理されます。
キビンゴウォッシングステーションはナイル川を水源としており、河川の浸食を防ぐため周辺には葦が植えられています。
この葦の現地語であるKIBINGOが名前の由来となっております。
COEに毎年入賞、2017年には1位にも輝いてこともあり、1893mと高い標高の恩恵を受けた素晴らしい風味と安定した品質は世界中で注目されています。



実はキビンゴはメーヴェコーヒーロースターズの店舗がオープンする前のオンラインショップ時代からお世話になっており、個人的にも思い入れのあるコーヒーなんです。
今年のブラジルはよりジューシーな瑞々しいフルーツ感があり夏のコーヒータイムを鮮やかに彩ってくれるでしょう。


そんなキビンゴの躍進の陰には運営母体の現地のエクスポーターである「GREENCO」の存在が隠れています。
スイス資本のGREENCOはブラジルのコーヒーをよりエキゾチックに、高品質に向上させ世界に広めるため2015年に設立しました。
スペシャルティコーヒーに特化していて、カヤンザに8つ、ンゴジに5つのウォッシングステーションを所有しております。
世界で最貧国とも言われるブルンジでコーヒーを通じて未来を繋げていきたいというのが彼らの願いですあり、農家さんの生計をサポートできるよう、より高品質なコーヒーをつくる手助けをしています。



ところで、ブルンジのコーヒーを語る上では切っても切り離せないのが”ポテトディフィクト”の存在です。
ポテトディフィクトとはルワンダ、ブルンジ、コンゴなどでよく見られる欠点豆の一種です。
昆虫がコーヒーチェリーをかじった部分からバクテリアが繁殖して傷んでしまうことが原因とされ、生のジャガイモの芽のような臭いがします。


困ったことにこのポテトは生豆の状態では見分けられず、コーヒーを挽いてみるまでそれがどこに潜んでいるのか分からないんです。
でも、挽いた瞬間に強烈な匂いを発するためご家庭でポテトと出会った際はすぐに気付くと思います。
ぜひそのポテトの混ざった粉は捨てて、新しい豆を少し挽いてミルをリンスしてあげることをおすすめします。
もしメーヴェコーヒーロースターズのお豆を購入して、ポテトが混入していた際は次回購入時にお豆を増量サービス致しますので遠慮なくご連絡ください。


さて、そんなポテトのリスクがありながらも世界のコーヒーファンを魅了するブルンジのコーヒー。
メーヴェコーヒーロースターズでは浅煎りに仕上げており果汁を絞ったようなジューシーさが特徴的です。
爽やかな明るいオレンジや赤いフルーツのような酸をどっしりとした糖蜜のような甘さが支えていて、後味にはマスカットのような透明感のある甘さの余蘊が心地よいです、
アイスコーヒーにして飲むと夏の暑さをより楽しめるようなコーヒーとなっております。
ぜひお試しください!


↓ ブルンジ  キビンゴ・ウォッシングステーション