2021/06/13 14:22
こんにちは 焙煎師まこです
今日は6月の店内展示、松本れい子さんによる「小さな展覧会」のご紹介です。
大阪生まれ、東京育ちの松本れい子さんは1997年から創作活動を開始し、名古屋、東京、大阪など各地で毎年個展を開催されています。
主にアクリル画と墨絵の抽象表現の作品を作られていて、今回の「小さな展覧会」では写真を使たコラージュと墨絵のクロッキーと趣の違った2パターンの作品を展示しています。
海外のファッション雑誌の写真をつかったコラージュは鮮やかな色味と大胆な組み合わせでれい子さんの温かなエネルギーを感じます。
今迄の展覧会のテーマと合わずなかなか展示する機会がなかった作品たちで、初公開だそうです。
添えられた短い詩は時代に合わせて加筆修正されておりますので、そちらも合わせてお読みください。
反対側の壁に飾られたクロッキーは墨と1本の筆で「舞踏」という日本独自の踊りをおどる女性が描かれていて、生命の躍動を感じる力強い作品たちです。
れい子さん自身も毎週かかさずレッスンに行っている「舞踏」は、決まった振り付けがなく自分の心の中の思いをあるがままに表現する踊りで、ゆっくりと体制を低くして体を動かすさまは能に近いそうです。
また店内奥のカウンターにはエッセイとポストカードが並んでいてこちらも販売しております。
メッセージノートも置いてありますので、作品の感想はお気軽に書き込んでください。
さっぱりとした気さくで気取らない彼女の人柄はとっても魅力的で、作品にその人となりが表れています。
ぜひコーヒー片手にゆっくりご覧ください。
焙煎師まこ