今日は新しくリリースしたコーヒー豆のご紹介です。

以前までご提供していたエチオピア シャキソのカフェインレスコーヒーが終売し、切り替わりでメキシコ エル・トリウンフォ カフェインレスコーヒーが登場しました。

メキシコのチアパス州のエル・トリウンフォ環境保全団体に所属する79農園が生産したコーヒーは、世界でも数少ないDescamex社の有機デカフェ工場に運ばれ、マウンテンウォーター製法という化学的な溶媒を一切使わない安心安全な製法で有機デカフェ処理されます。

有機デカフェ処理とは…

1.他のコーヒーと接触しないように区画割された場所に原料が一旦保存されます。

2.5,000kg単位で事前にカフェイン含有量を測定し、抽出の準備を行います。

3.デカフェ製造タンクを含めて設備はエアー洗浄、蒸気洗浄を行い、他のコーヒーと接触しないことを証明します。

4.第一タンクに送り、温度と圧力の管理の下で蒸気ジェットを吹き付けます。

5.カフェイン抽出促進のため、温かい水の中で給水。

6.飽和水溶液に移しカフェインを除去。この時圧力を特定条件下に設置。

7.11～12％の水分まで乾燥しパッキング輸送を行う。

※こちらはデカフェ処理工場が有機認証を取得しておりますが、メーヴェコーヒーロースターズは有機JAS認証を取得しておりません。

　当店で焙煎した豆自体は有機JAS認証を取得したものとはなりませんのでお気を付け下さい。

中煎りに仕上げたメキシコはスイートポテトのようにほっこりと優しい甘さが特徴的です。

デカフェ処理していながらもメキシコ チアパスらしい綺麗な風味と長い余韻をそのままお楽しみいただけ、寒い日の午後に飲みたくなるような優しいコーヒーとなっております。

高円寺ではあまり見かけないカフェインレスコーヒー。

高円寺北口すぐのメーヴェコーヒーロースターズには美味しいカフェインレスコーヒーが常備してある、ということがじわじわと周知されてきたのではないでしょうか。

最近「カフェインレスのコーヒーがあると聞いて」とメーヴェコーヒーロースターズを訪ねて来てくれる方も少しずつ増えてきたように感じます。

正直、カフェインレスコーヒーはそこまでたくさんの需要はありません。

エチオピアのカフェインレスコーヒーが無くなり次第、取り扱いをやめようかと思ったこともあります。

でも、誰かとコーヒーを片手に話がしたい、メーヴェコーヒーロースターズでふと一息つきたい。

そんな人々の些細な願いが、妊娠中や胃の調子が悪くカフェインが気になるという理由で断念せざるを得ないというのは寂しいなぁ、と思ったのです。

コーヒーというのはただ飲み物というだけでなくコミュニケーションツールの一つだと思っています

そんなコーヒーを片手にお客様と店員とが団らんしたり同じ空間を共有したりするメーヴェコーヒーロースターズのカウンターは、誰にでも開かれているものでありたいのです。

何よりカフェインレスのコーヒーを飲んだり、お豆を購入して帰るお客様の笑顔や、鞄にきらりと光るマタニティーマークを見たとき、胸が温かくなり自分たちのお店を誇らしく思うのです。

そんなメキシコのカフェインレスコーヒー。

カフェインレスとは思えない豊かな風味と甘さをお楽しみいただけます。

まだ美味しいカフェインレスのコーヒーに出会えたことがないという方にもぜひ飲んでいただきたいコーヒーです。

ぜひお試しください

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焙煎師まこ