2022/06/02 14:43
こんにちは 焙煎師まこです。
今日はブラジルの新しいコーヒー豆のご紹介です。
ブラジル の南東部にあたり、サンパウロ州とリオ・デ・ジャネイロ州に隣接するミナス・ジェライス州。
その中でもカルモデミナス地区は、品質の良いコーヒーとして世界でも注目されているエリアです。
カクェンジ農園のはじまりは1811年。ポルトガルからの初代移民が入植し約9,000Haの土地で農業を開始し、現在では7代目Josef Wagner Junpueiraさん、8代目Ralph Junqueiraさんと彼の兄弟により経営されています。
標高1,100~1,500mに広がるカクェンジ農園はCOEを初めとして数多くの賞を受賞しています。
2006年、リリー・コーヒー品質コンクリートの最終候補に上がり、2007年にはミナス州農業技術振興公社EMATERによりミナス・ジェライス州最良のコーヒーと評価されました。
2008年カップオブエクセレンスでは、最高スコアである93.65点を獲得し第1位となったコーヒー豆を生み出した農園でもあります。
カクェンジ農園のジュンケイラファミリーは栽培当初より、品種の多様性と品質に投資を行い向上心に溢れ生産を行っています。
今回のコーヒーもイエローブルボンという品種で、通常コーヒーチェリーが熟すと赤色になるのですが、イエローブルボンは熟すと黄色になるのが特徴的です。
黄色く熟したコーヒーチェリーは、ブラジルには珍しく摘み取りはハンドピックで行っており、その後生産処理工程も平地と棚状(サンスペンデット・パティオ)の場所で乾燥されます。コーヒーはサイロで60~90日間寝かされ、等級に選別され販売に向けられます。
今回の精製方法はブラジル伝統的なパルプドナチュラルです。
コスタリカなどではハニープロセスとも呼ばれ、果肉を除去し粘液質(ミューシレージ)が付いたまま乾燥させる精製方法です。
ボリューム感のあるクリーミーな舌触りと、アーモンドのように香ばしさ、ほのかに香るミカンの香りと栗のようなこっくりとした甘さでブラジルの王道を行くようなコーヒーとなっております。
ぜひお試しください。
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焙煎師まこ