今日は６月の店内展示のご紹介です。

「松本れい子展　Saudade 懐かしい日々」がはじまりました。

墨絵、アクリル絵、立体やコラージュなど様々なジャンルで活き活きとした作品を創る松本れい子さん。

つば広の帽子をかぶってにこりと笑う彼女は、夏の日差しがとても似合うアーティストです。

去年の6月にもメーヴェコーヒーロースターズで展示をしてくれていて、その時にも飾っていた墨絵のクロッキーと材木を使った新作の作品で、今年も店内を彩ってくれています。

材木屋を営むご友人からいただいた木の端材を使って、思い出の風景を作品に表現したそうです。

子供の頃に書いた近所の地図、可愛がってくれたおじいちゃん、クラスの友人と集まって讃美歌を歌った協会。

木の温かみある風合いも相まって、見ているだけで自分自身の思い出が浮かび上がり郷愁にかられるような、すこしセンチメンタルで優しい気持ちになります。

墨と筆を用いて描いたクロッキーは、彼女自身も学んでいる日本発祥の踊りである”舞踏”を踊るダンサーをモデルにされています。

舞踏には決まった振り付けは無く、自分自身の内面をそのまま自由に踊りとして表現するそうです。

アートを通じた平和活動として「スタンピング平和展」を毎年開催したり、自身のアトリエで子供たちに絵を教えたり、個展を開いたり、などなど彼女の活動は多岐に渡ります。

「生と死」「社会的包括」「多様性」「愛と平和」を主なテーマとしていて、既存の概念にとらわれない彼女の作品は、愛とエネルギーに溢れています。

(松本れい子さんのHPはこちら→　https://reika936832417.wordpress.com/　)

この梅雨はメーヴェコーヒーロースターズでコーヒーの香りと雨音に包まれながらあなたの心の風景に思いを馳せてみてください。

焙煎師まこ