2022/08/31 15:02



こんにちは 焙煎師まこです。
立秋も過ぎ、日か沈むのが早くなり、夜風が少しからリと乾いてきていて、秋の気配を感じるようになって来ましたね。
芸術の秋、読書の秋という事で、メーヴェコーヒーロースターズでは、コーヒー豆購入時にお付けしている産地情報をまとめた紙をリニューアルして小説風のデザインにしてみました。
ぺらりと開くと、右手側にはいままで通りの産地情報の詳細が記載されており、左手側には新しい試みで、おすすめのペアリングとして、そのコーヒーの味わいのイメージに合う純文学作品の引用文が記載されています。
コーヒーを飲みながら、記載された文学作品を読むことで、その両方を深く味わえるのではないかと思います。


なぜ文学作品の引用文を記載することになったのかというと、深い(そんなに深くないかも)理由があるんです。
浅煎りのコーヒーは味わいが繊細で、強い風味のお菓子や料理とペアリングすると味が負けてしまうな、と感じることがありました。
そんなとき、コーヒーは食べ物意外ともペアリングできるのではと思い立ち、私自身、本が好きだったということもあり、文学作品とコーヒーのペアリングを思いつきました。
文学だけでなく音楽やアート、空間ともペアリングすることで、コーヒーの美味しさや楽しさは何倍にも増幅するのではないかと思います。
普段あまり本を読まない方や、純文学は難しいイメージがあってあまり読んでこなかったという方が、メーヴェコーヒーロースターズのコーヒー豆を手に取ることで、文学に触れるきっかけができればとても嬉しいです。


それぞれのお豆に書いているペアリング文学作品がどういったイメージから紐づいていったのか、少しご紹介します。
まずコーヒーの味わいをバリスタが行うフレーバー表現でなく、すこし詩的な抽象表現に置き換えていきました。
ブルンジ キビンゴを例にして、わたしが思い浮かべた味の抽象表現は、
・みずみずしい果汁感=青春
・酸いも甘いも(温度変化で変わる)
・明るい酸と風味=キラキラした夏の夜、日が沈んでものこる太陽の熱みたい  などなど。
これらのワードから思い浮かべた作品が宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』でした。


また、コロンビアブエナビスタの場合
・優しい、柔らかい、甘い
・懐かしい初夏の思い出
・夢の中のもくもくしたピンクの雲みたい
これらのワードから連想したのはパウロ・コエーリョの『アルケミスト』でした。


…なんとなく相関性が伝わったでしょうか?
感覚的なはなしになってしまうのですが、もし共感してくれる方がいたらとても嬉しいです。
お店にいらした際にこのコーヒーとこの文学作品はどんな相関関係があるのか、この文学作品も合うのではないか、などなどお気がるにお声がけ下さいね。
一緒に文学トークにぜひ花を咲かせましょう!


焙煎師まこ