2022/10/30 12:42


こんにちは 焙煎師まこです。

今日は新しくリリースしたタンザニアのコーヒーのご紹介です。



農園主であるアダム・カロンゲ氏はタンザニア南部ソングウェ州イレジェ県の出身で、2005 年に家族でンボジ県ンロウェ村 に移住し、カロンゲ農園を始めました。

当初は 1台の車を購入する所からスタートし、徐々に農地を広げ、現在は妻と4人の子供と一緒に、98haの土地に88,000本のコーヒーの木を植え農園を経営しています。

農園は標高1,570mに位置し、ブルボン種とコンパクト種の2種類の品種を栽培しています。




水不足で悩まされるタンザニア南部ですが、カロンゲ農園では近くの川からポンプで水を引き、農園とセントラルパルピングユニット(以下、 CPU 。パルパー等の設備を備えた水洗処理場)にはホースと貯水タンクを設けて精製時に使用しています。



農園内には1.6m×2mの間隔で木が植えられており、非常に整然とした印象を受けます。

農園の最も古い木で樹齢15年ですが全体的に若々しい木々が多く、年に2 回のプルーニングや有機堆肥や石灰を使った細やかなケアを行うことで、1 本あたりから多くの収量を得ています。

80台のアフリカンベッドを所持し、常時5名のスタッフが在籍、収穫期には地域から300 名を雇用し収穫を迎えます。



労働者は熟したチェリーのみを収穫し、CPUに持ち込み、重量を計測します。

フローティングタンクを用いて異物や未成熟なチェリーを取り除いた後、パルパーで果肉除去を行い、水に漬け8 時間のウェットファーメンテーションを行います。

その後、カナルでの水洗いを行い、ドライングベッドの上で 12〜14日間かけて天日乾燥させます。

標高が高く、乾燥がゆっくりと進むことでより良いカップクオリティが生まれます。





メーヴェコーヒーロースターズで中煎りに仕上げたタンザニアは、ローストアーモンドのような香ばしさや焦がし砂糖やブドウを思わせるような甘さ、どっしりと飲みごたえのある味わいです。

とてもバランスの良い味わいでホッと安心するようなコーヒーとなっております。

酸味が苦手な方にもオススメですので、ぜひお試しください!




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https://moewecoffee.buyshop.jp/items/36526799




焙煎師まこ