2022/12/20 12:50
今日は新しくリリースしたコーヒーのご紹介です。
グアテマラのエル・インヘルト農園からナチュラルプロセスのコーヒーがやってきました。
エル・インヘルト農園はカップオブエクセレンスで何度も優勝し、いまでは自社農園内でオークションを行うくらい高品質なコーヒーを作る農園です。
グアテマラのスペシャルティコーヒーで一番有名なコーヒー農園といっても過言ではないのでしょうか。
オーナーのアルトゥーロ・アギーレさんは、常に地域・自然・家族・従業員・顧客の幸せを願って日々コーヒーと向き合っています。
彼は、「美味しいと喜ばれるコーヒーを作り続けられるのは、素晴らしい土地と生産活動に携わってくれる全ての人、それを感じて楽しんでくれる人がいるからだ。」と言います。
地域活性化への貢献とその家族全員が少しでも幸せな生活を送れることを願って、収穫期にピッカー(コーヒーチェリーを収穫する人)として手伝ってくれる方々は近隣のコミュニティのみに限定し、現在ではピーク時に800人の人々が動き、地域雇用の受け皿となっています。
またピッカーとして毎年同じ方が戻ってきてくれるお陰で収穫レベルも向上し、結果としてより良い賃金・福利厚生で還元できています。
そして、毎年売り上げを農園に再投資しており、水力発電システムの導入でディーゼルの不使用実現や、発酵層壁面と中央に通り道を設け発酵過程の均一化・クリーンカップの向上を図るなど品質向上や環境保全にも熱心に取り組んでいます。
最近では、新しいチェリーの荷受けタンクを増設。
これによって夜中までかかっていたチェリーの荷受け作業が夕方6時半までに終了することができ、雇用と品質面において大きく前進する事ができたと言います。
エルインヘルト農園には100万本を超える気が栽培されており、アギーレ氏自ら1本1本全ての健康状態をチェックしています。
その為一般的に行われる区画・列毎の画一的なカットバックは行いません。
手間は何倍もかかりますが、農園の隅々まで満遍なく健康であり続ける為には1本1本を個別に手入れすることは欠かせない事だそうです。
また使用している肥料も毎年複雑試験的に使用し、エル・インヘルトに最も合うものはどれなのか、もっと味わいを良くしてくれる肥料があるのか、常に上を見続けています。
マグノリア区画はエルインヘルト農園の中央に位置する区画で標高1530~1600mとなっています。
元々はトラディショナルナチュラルを生産する3区画のうちの1つでしたが、甘さの質感や、フローラルな印象などバランスに長けており、生豆バイヤーは単一の区画として買い付けを行っているそうです。
アギーレ氏は近年、ナチュラルプロセスに力を注いでいて、充実した雇用を基盤とするピッカーの方々の高いピックスキルがもたらす均一な熟度は、エル・インヘルトのナチュラルの強みでもあります。
メーヴェコーヒーロースターズで浅煎りに仕上げたエルインヘルト マグノリア ナチュラルはダークチェリーの甘酸っぱさらリンゴやオレンジなど複雑な風味を感じます。
程よいカカオ感が冬にぴったりなコーヒーです。
ぜひお試しください!
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