2025/10/24 13:44

こんにちは焙煎師まこです。

今日は新しくリリースしたコーヒーのご紹介です。


〈プロフィール〉

国:グアテマラ

地域:サカテペケス、ホコテナンゴ(アンティグア)

農園名:フィラデルフィア農園

精製:フリーウォッシュド

品種:ブルボン、カトゥーラ、ビジャサルチ

標高:1600-2200m

生産者:アビサイ・サンチェス/ダルトンファミリー


〈ストーリー〉

以下ワタルコーヒーHPより引用


国内初のコーヒー農園

フィンカ・フィラデルフィアは、150年以上に亘る歴史を持つアンティグアの伝統的なコーヒー農園です。1860年に創業したフィラデルフィア農園では、開園当時は繊維産業や食品産業向けにコチニール染料を生産していました。コチニールは植民地時代、入手可能な最良の染料として広く使用されていたそうです。1870年、農園を開拓したドン・マヌエル・マテウ・シニバルディは、当時グアテマラの主要農産物であったコチニール栽培をコーヒーに置き換えるという、当時として先駆的で画期的な農業の転換を行い、国内初のコーヒー生産農園の1つとして、グアテマラにおけるコーヒー栽培文化誕生に関わってきました。




卓越したコーヒーを

その後、孫のロベルト・カルロス・ダルトンが中心となり、ダルトン家はこのアンティグアでも名門のコーヒーブランドとして確立し、150年続くフィラデルフィア農園の礎を築きました。2001年にはグアテマラで初めて開催されたCup of Excellenceにエントリーし、見事に2位を受賞。スペシャルティコーヒーの先駆的農園として、国内で数多くの賞を受賞する名門農園として知られるまでになります。
 2017年。ロベルト・ダルトンからダニエル・ダルトンが家族の遺産を受け継いだ事で、フィラデルフィアは新しい時代を迎えました。伝統を重んじながら、動植物の保護、生物多様性を推進する農法を実践し、コーヒー生産の持続可能性を高めています。その中で、代々受け継がれてきた卓越したコーヒーを生産するという情熱とプライドをもって、今なお成長を続けています。




PRISMACOFFEEORIGINS

そうした彼らのコーヒーを世の中に伝え、輸出を掛けるのがエドゥアルド・アンブロシオ氏と彼が代表を務めるPRISMA COFFEE ORIGINSチームの面々です。
 エドゥアルド・アンブロシオ氏は、Cup of Excellenceのヘッドジャッジを務めている世界を代表するカッパーの1人です。Guatemala COEが開催された2001年から運営に関わっており、現在はヘッドジャッジとして、COEが開催される各国の審査・運営に携わっています。2012年まで彼は、Anacafe(グアテマラ・ナショナルコーヒー協会)のマスターカッパーを務め、15年以上の長きに渡って品質管理の責任者として小規模生産者の品質保証プログラムを実践してきました。そんな彼の優れたカッピング能力や味覚センスは、No.1とも讃えるカッパーもいるほど、世界中多くのカッパーが彼の影響を受けてきました。
そして2014年、品質向上に努める多くの小規模生産者の素晴らしいコーヒーを世界中に届けようと立ち上げたのが、EDUARDO AMBROCIO COFFEE ADVISORSであり、現在のPRISMA COFFEE ORIGINSです。品質向上に努める多くの中小農家の努力が実を結ぶように。世界中のコーヒーを知り尽くしたカッパーとしての経験、そして多くの知見を活かし、グアテマラの生産者と世界中の人々を繋ぐ架け橋となっています。