2021/08/19 14:29



こんにちは 焙煎師まこです。


今日は新しくリリースしたコーヒーのご紹介です。


夏と言えばケニア!という方も多いのではないでしょうか。
ケニア中央州ニエリ県のマシラ、コンユのガトンボヤファクトリーから、夏にぴったりなジューシーな酸味のウォッシュドのケニアがやってきました。


コーヒー発祥の地のエチオピア。そのお隣に位置しするケニアのコーヒーの歴史は意外にも浅く、コーヒーの栽培は19世紀末からはじまったと言われています。
生産量は1987/88年にピークを迎えましたが、そこから経済発展が進むとともに減少していっています。
小規模農家が多く、約70万人の生産者がコーヒー栽培に従事しています。
国内で600あるとされる農協団体に組織され、それぞれの農協がファクトリーを運営していて小規模農家は属するファクトリーにコーヒーチェリーを納入しています。





ガトンボヤファクトリーは、1987年マシラ生産者組合のもと設立され、1996年にバリチュ生産者組合の傘下に入りました。
バリチュ生産者組合はガトンボヤファクトリーの他にもカラティナ、カリンドゥンドゥ、ガトゥリリの4つのファクトリーを所持しています。
生産者への支援も積極的で、学費や農産物への投資、緊急事に必要となる資金の援助なども行っており、こうしたフォローアップによって毎年安定した収量と品質が維持されています。


今回メーヴェコーヒーロースターズからリリースしたガトンボヤファクトリーは近隣の4つの村に暮らす700人の生産者からコーヒーチェリーが納品されています。
”GATOMBOYA”はケニアの言語キクユ語で「沼地」を意味し、周辺地域と比べても降水量に恵まれた湿地であることからこの名付けられました。
気温は14度~25度ほどで、ケニア山に囲まれて火山性の土壌にも恵まれています。
近くににキリグ川が流れているため豊富な水資資源があり、十分なキャパシティーのもと4つのパルパー(果肉除去機)と果肉を除去したパーチメントコーヒーを漬け込むための6つのソーキングプールを有しています。




ちなみにAAというのは等級のことです。
スペシャルティコーヒーという概念が生まれる前から国によって「スクリーンサイズ(豆の粒の大きさ)」「欠点豆の混入率」「標高」など様々な観点から等級分けされております。
ケニアでは大粒のものが良しとされ、スクリーンサイズによって等級分けされており、AAというのは一番等級の高い大粒のものになります。
等級は6段階に分かれますが日本でよく見かけるのは一番サイズの大きいAAとその次に大きいABが多いでしょう。


そんなガトンボヤはメーヴェコーヒーロースターズでは浅煎りに仕上げており、熟度のあるどっしりとした甘味と完熟フルーツのようなジューシーな酸味が特徴的で豆を挽く前からトロピカルフルーツのような甘い香りにうっとりします。
透明感があり飲み口に爽やかなブラックカラントやルバーブのような酸、後味に黒蜜のような心地よい甘さの余韻を残します。
夏の暑さをより楽しめるようなコーヒーとなっておりますのでぜひお試しください!


ケニア ガトンボヤ  AA の商品ページはこちら↓


焙煎師 まこ