2021/08/25 15:20
今日は新しくリリースしたコーヒー豆のご紹介です。
エチオピアの南部オロミア州 グジ、ウラガのセレラムウォッシングステーションから、エチオピアでは珍しいレッドハニープロセスのコーヒーがやってきました。
レッドハニープロセスについての詳しい解説はは前回記事をご覧ください ↓
セレラムウォッシングステーションは標高2000mと高地に位置し、近隣に暮らす小規模生産農家から集められたコーヒーチェリーを精製処理しています。
持ち込まれたチェリーは精製処理をする前に再度ハンドピックをして未熟豆や過熟豆を取り除き、均一な熟度のチェリーだけを受け入れます。
こうすることで生産者の意識や収穫制度が高まり、毎年安定した品質が保たれるのです。
そしてハニー処理されたコーヒーは「アフリカンベッド」と呼ばれる網の上に並べて乾燥させます。
ウォッシングステーション内には200ものアフリカンベッドがあり、それぞれのテーブルにコードがふられています。
これにより広大な乾燥場でありながらもロットごとに状況が確認できるよう管理されています。
オロミア州のグジはその地に住むオロモ族に因んで名付けられました。
ウラガ、アドラ、シャキソ、ハンベラ、ケルチャの5つの郡部(ウォレタ)でコーヒーが生産されていて、なかでもウラガは特に標高の高いエリアとして知られ、北西部の州境に行くにしたがって2800mの山岳地帯となります。
オロモ族を中心にゲデオ族、アムハラ族がこのエリアで暮らしています。
ウォッシングステーションは1970年代にエチオピアに導入されたと言われていて、グジに隣接するイルガチェフェ、シダモ エリアはその走りとされています。
近年ではエチオピアでもコーヒーの品評会であるカップオブエクセレンスが開催されたり、高品質なスペシャルティコーヒーへの様々な取り組みがなされてきています。
浅煎りに仕上げたウラガ レッドハニーはハニープロセスらしい円熟したビワの甘さが特徴的です。
初秋を思わせるようなまったりとした丸さと、爽やかなミカンのようなやさしい酸味が心地良いコーヒーです。
ぜひいちどお試しください!
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焙煎師まこ