2022/03/09 15:48
こんにちは 焙煎師まこです。
今日は新しいコーヒー豆のご紹介です。
エチオピアのオロミア地方グジエリアに属するバンテナンカ村から、エチオピアでは珍しい単一品種のコーヒーがやって来ました。
エチオピアではいままで、小規模農家の方々が収穫したコーヒーチェリーを精製所に持ち込み、処理されたものがエチオピア農作物取引場(ECX)に集められ、そこで選別されたものの中から各消費国のバイヤーが購入するという流れで生豆が流通していました。
ECXは適切な価格で生豆を販売し、生産者を守るために作られたのですが、独自の評価とラベリングによりロットが混ざってしまったり、生産地の情報があいまいになってしまう事もありました。
ですが近年法改正され精製処理場から直接バイヤーが生豆を買い付けられるようになり、より産地情報がトレーサブルできるコーヒー豆が増えてきました。
今回のバンテナンカもそんなコーヒー豆の一つで、エデマファミリーによって運営される処理施設から直接バイヤーが買い付け日本に送られてきました。
エデマファミリーはスペシャルティコーヒーの「微気候とシングルオリジン」の原則に重点を置いていて、品種が混ざらないよう整理された5つの区画と4つの処理施設を所有しています。
彼らのコーヒーは2020年にはじめてエチオピアで行われたCoE(カップオブエクセレンス)にてナチュラルプロセスのロットがスコア88.43点を獲得し、14位にランクインした経験もあり、品質や単一品種へのこだわりがしっかりと結果としてカップクォリティに表れています。
バンテナンカは標高も1925~2110mと高く、エチオピアのウォッシュドらしい紅茶のような明るい風味や黄桃のようなまったりとした甘さが特徴的です。
品種もティピカ種の単一品種となっており、ティピカらしい爽やかで透明感のある酸をお楽しみいただけます。
これから温かくなってくる気候の中で、アイスコーヒーにしてもさっぱりとお飲みいただけるコーヒーです。
ぜひお試し下さい!
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