2024/03/28 16:36




こんにちは焙煎師まこです。
今日は新しくリリースしたコロンビアのコーヒー豆のご紹介です。


<産地情報>
品種:カトゥーラ、コロンビア
精算処理方法:ウォッシュド
発酵時間:48~72時間
乾燥処理方法:パラボラ式乾燥台
乾燥時間:30日
農園名:ラ・ロマ
農園地域:ナリーニョ県 ブエサコ
農園標高:2050m
農園面積:4.5ha
農園主:ホセ・アントニオ・グアルグアン




<ストーリー>
ラ・ロマ農園はコロンビア南部ナリーニョ県の北東部のブエサコに位置しています。
この地域は典型的な農業地帯で、ラ・ロマ農園があるベラクルス村では伝統的なコーヒー栽培が行われています。
この地域の気候や土壌の特徴、また農園を囲む峡谷のマイクロクライメイト(微気候、局所気候)はスペシャルティコーヒーの生産に非常に適していると言われています。
 生産者のアントニオさんは 1951年ナリーニョ県ブエサコ市に生まれ、責任感のある、正直で立派な人柄として地元で知られています。

彼は1999年にコーヒー生産者となり、それ以来コーヒーづくりについての知識を蓄積してきました。
彼は、適切な農業的マネージメントと生産処理がコーヒーの品質を高めるのだと考えています。

また優れた結果を残すには、 専門的な指導を受けることと自分の仕事への愛情が不可欠だとも語ります。
ラ・ロマ農園は アントニオさんが手をかけ、心を注いできた場所であり、その結果は彼の数々の品評会での受賞歴に表れています。

彼は2010年にカップ・オブ・エクセレンス品評会(COE)に初出場をして、94.95 点という素晴らしい点数で優勝しました。
彼は今でもコーヒーの品質を向上させるためのトレーニングを受けていますが、まだ学ぶべきことはたくさんあると考えています。
彼の夢は、優れたコーヒー生産者として世界中で認められることです。


<味わい>
浅煎りに仕上げたラロマはとってもジューシーで、ネーブルオレンジのような活き活きした明るいコーヒーです。
昨今は特殊発酵やインフューズドプロセスのコロンビアが話題ですが、伝統的なウォッシュドプロセスで仕上げたコロンビア本来のみずみすしい豊かなフレーバーはやはり魅力的です。久々に美味しいウォッシュドのコロンビアに出会ったような気がします。ぜひとも味わっていただきたいコーヒーです。



〈ペアリング小説〉

読みたいと思っていた本を見つけて、手に取って、カバーを見て、ページを開いて(匂いを嗅いで)、レジに持っていく幸せが失われつつあります。あなたはこの本をどんな風に手に入れたのでしょうか。誰かからのプレゼントだったらそれも幸せ、図書館で借りてきたというのも幸せ、道で落ちていたのを拾ったとしたらそれは僥倖、要するに本というものは人に何かを教えたり、情報をもたらしたり、楽しませたりすることで、人を幸せの方向に導くものだと思うのです。
『幸せについて』谷川俊太郎




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